ーー監視カメラ。それは、犯罪の抑止力にもなる素晴らしい代物。最近では、インターネットを介して手軽にスマホから監視できたりする商品もある。
そんな便利な監視カメラが、逆に「犯罪」に使われているかも知れない。
ムコQ
世界中の監視カメラの映像が見えてしまうサイト:Insecam
筆者も、このサイトを見つけた時に背筋が凍った。詳細は以下の通り。
ヤバイサイト:Insecamとは?
画像:https://www.insecam.org/en/ より
このサイトは、Insecam(インセカム)という、世界中の監視カメラを覗き見することができるサイトだ。
ホテルのエントランスや、オフィス、ビーチやプールや道などあらゆる場所のカメラの映像が見れる。
ヤバイサイト:Insecamの目的は?
Insecamで見ることができる映像は、オンラインで無防備なカメラで撮影されたものだけだ。
例えば、購入した初期設定のまま設置されている場合、ID、パスワードにそれぞれ「admin」と入力すれば見ることができてしまう。
このサイトの管理人は、『そういった無防備なカメラを晒し上げつつ、カメラの映像は意外と簡単に見られてしまう、という事実への注意喚起』が目的だと明言しているが、実際には、簡単に監視カメラを盗み見できることで多くの人の興味を惹きつけている。
ヤバイサイト:Insecamの使い方
Insecamには、たくさんのメニューがある。
- Most popular:人気なカメラの映像を見ることができる
- Manufacturers:カメラのメーカーから映像を探すことができる
- Countries:国を指定して、映像を探すことができる
- Places:川や道路、施設など、カメラの設置場所から映像を探すことができる
- Cities:世界各地の都市を指定して、映像を探すことができる
- Timezones:経度を指定して映像を探すことができる
- New online cameras:新しくオンラインになったカメラの映像を見ることができる
今回は、Countriesをクリックし、Japanを選択する。
ムコQ
すごい、早速無防備すぎるカメラたちが画面に映し出された。
資材置き場のような場所、家の裏口、駐車場、レストランの厨房、山道…
「アウト」感丸出しだが、もちろんまだまだいってみよう。
ムコQ
※流石にボカシかけました。
ムコQ
しっかりと読むことのできる「上等カレー」の文字。嘘だろ、あかんてこれ。カツカレーうまそう…ってそうじゃない。
こうなったらちゃんと注意喚起しなければ…。注意喚起こそこのInsecamというサイトの目的なのだから…。
そう。Insecamの最も恐ろしいのはここ。
なんと、カメラの映像の他に、大体の場所までわかってしまうのだ…。
とりあえず奈良にあるらしい。よしよし、「奈良 上等カレー」っと。
ムコQ
奈良に上等カレーが二店舗しかない…。二択かよ…。
頭のいい筆者は少し考えてみた。仮に特定したとして、店舗に電話をかけて教えるとするやろ?
「もしもし、いま埼玉からおたくのカメラの映像見てるんですけど〜」
不審者。警察。ドン引き間違いない。
なんとか穏便にいきたい…。別に悪いことしてないもん…。そういうサイトなんだもんこれ…。
とりあえずこの二択から特定しましょうか…。
まず1店舗目。
名探偵「ちげえな、ココは。」
無修正画像を載せることはできないが、この画像から読み取れることは
- 上等カレー
- 客用の椅子の上には白いクッション
- カレーが入った鍋の正面にカウンターがある
- カウンターにはお冷
といったところだろうか。
一軒目をよくみると、椅子に白いクッションが乗っていない。
椅子の統一感から見て、おそらくココじゃないだろう。
うん次、2店舗目。
名探偵「ココやん。イスやん。」
ちょ、他の写真も…
筆者「いやココですやーーーん。カウンタとお冷ーーーー!」
てな訳で見つけてしまった。
しかもなんと、
Oh…キャメラ……Oh…
「もしもし、いまおたくのキッチンに設置されたカメラの映像見てるんですけど…いや、怪しい者じゃないです。」
細かい内容は言うことは出来ないが、本部のお偉いさんに繋いで頂き、とりあえず伝えることはできた。
「おたくのカメラ、世界中から見られちゃってますんでパスワードを…パスワードだけでも…」と。
すぐに対応する、との事だったので安心だ。
とりあえず映像を確認したいとの事だったので、メールでInsecamのURLも送った。
不審者扱いされずに済んでよかったぜ。めでたしめでたし。
それにしても、カレーが美味しそうだ。とりま何か食べに行きたい、お腹空いた(PM2:00)。
ムコQ
この章では、単純にInsecamの使い方を述べようと思っていただけなのだ。
しかし、思いもよらぬアクシデントにより、なんかすごいことになってしまった。
リアルタイムで執筆しながら画像を撮るのはやめた方がいい、そういう事だ。
こんな見出しまで作っていたのに、、、もういいや。
Insecamのヤバさ、伝わっただろうか…。
本気で犯罪者の気分になれる。背徳感がすごい。
追記
電話から20分後、カメラの映像は見えなくなっていた。
ちゃんと伝えてよかった。これが本来のInsecamの使い道である。
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