人間の足首だけが立て続けに漂流した不可思議な海岸がある事は皆さんご存知だろうか。
未解決事件に詳しい皆さんなら一度は耳にした事があるであろう「セイリッシュ海」の謎を今回ご紹介しようと思う。
ムコQ
皆さんは海岸で靴を拾った事があるだろうか。
なんとなく手にした片方の靴に、人間の足首が入っていたら。それはもう発狂もん間違いなしだ。
今回はそんな”奇妙な足首”が立て続けに発見された「セイリッシュ海」の謎についてまとめていきたいと思う。
世界の未解決事件「セイリッシュ海」の謎
事の始まり
最初の靴が発見されたのは2007年8月20日。
カナダとアメリカの国境にあたるセイリッシュ海(Selish Sea)の海岸で、ワシントンから訪れていた少女がアディダスの右足の靴を拾った。
靴は30cmのメンズ用。靴の中には靴下が残されていた。
靴の中に残された靴下を開けると、なんと水中で腐敗したと思しき人間の足首が入っていたのだ。
通報を受けた警察が、身元不明の男性の断片遺体の捜査を開始した。
しかしそのたった6日後、別の男性の右足が発見される事となる。
飛び交う憶測
この事件を皮切りに、次々と”足首入りの靴”が発見され、2019年1月までに計21人分の片足の断片遺体が発見されている。
連続バラバラ●人の噂も流れ、2008年6月にはイタズラ行為(靴の中に”動物の骨を入れた靴下”を入れ、海岸に放置するというもの)も発生した。
ムコQ
足首”しか”発見されていない
発見された足首はどれも腐敗が進んでおり、身元の特定や死因の解明などが困難なものばかりだった。そして、それは奇妙なことに、足首”しか”発見されていない。
足の切断面は、道具を使って人為的に切断したものでは無いとされており、あくまでも水中で自然に分離したものが多いという事までは判明している。
その為地元警察は、事件性が低いものとして推測している。
しかし、なぜこのような現象がセイリッシュ海で多発しているか。その原因の特定には至っていない。
世界の未解決事件「セイリッシュ海」の謎に対する考察
説明不能な事件と言われてきたこの事件に対して、以下のような説が提唱されている。
事件性を指摘する声も少なからずあるが、事故や自●を起因としたものとの見方が強い。
今回は最も有力な説を紹介しようと思う。
最有力説:スマトラ沖地震による津波説
2004年12月26日にインドネシアのスマトラ島付近で発生した地震による津波で多くの人が亡くなった。
その流された人々の足がセイリッシュ海岸に流れ着いたのではないか、という説だ。
発見された靴は、どれも2004年あるいはそれ以前に販売されていたもので、
津波の海流が最終的にセイリッシュ海に流れついた可能性が高く、この説が有力視されている。
しかし発見された靴のうち3本は身元が判明しており、警察は自●によるものと断定した為、発見された靴の全てに適用される説ではない。
なぜ足首”だけ”発見されたのか
出典:THE TIMES(イギリス)
遺体の腐敗が進み、比較的脆弱な部位の足だけ分離し、靴の浮力によって漂流したと推察されている。
国際的に注目を集めたこの事件は様々な憶測を呼んだが、結局のところ真実は分かっていない。
最後に
海に遊びに行った際、靴を見つけても中を見るのはやめておいた方が良いかもしれない。
恐らく筆者はそういう耐性のない人間なので、トラウマに悩まされることになるだろうと思う。
皆様も注意して海水浴を楽しんでもらえればと思う。
靴を見つけても、決して中身は見ないように…。
もしマジで足首を見つけたら、きちんと警察に通報しましょう。
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