【水槽の未解決事件】「エリサ・ラム事件」の不可解な事実と真相【徹底まとめ】

エリサ・ラム事件は、超常現象などではない。
状況を整理すれば簡単なことだが、ここまで大騒ぎになったのにはとある訳があった。

今回は、世界的に有名な「エリサ・ラム事件」についてまとめてみた。

エリサ・ラム事件の概要

エリサ・ラム事件とは
  • 2013年2月19日に発生した事件
  • アメリカ ロサンゼルスにある「セシル・ホテル」の屋上貯水槽内で遺体が発見された
  • 遺体の身元は、エリサ・ラムという22歳のカナダ人大学生だった

セシル・ホテル wikipediaより

事件が発覚したのは、ホテルに「この水変な味がする」と客からクレームがあったから。
保守作業の担当者が屋上貯水槽を覗くと、緑色に変色した水死体を発見。という流れだ。

ムコQ

ヤバすぎる

「エリサ・ラム事件」 と聞いて、この映像を思い浮かべた人は少なくないだろう。

当時警察は、ラムを失踪事件として捜査しており、
この映像はラムの遺体発見5日前に、ロサンゼルス市警察が公開したもの。

映像内でラムは、不可解な行動を繰り返している。
エレベーターを出たり入ったり、廊下で何者かに話しかけられるような素振りをしたり、隠れるような素振りを見せたり。

映像は瞬く間に拡散され、「超常現象に巻き込まれたのでは」など様々な考察がされた。

エリサ・ラムの人物像

エリサ・ラムさん

カナダ人、22歳女性
バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学生

双極性障害を患っていた

旅行しようとしていた大学生

ラムさんは、2013年1月26日よりロサンゼルスに1人で滞在していた。
ロサンゼルスから北に350マイルほどの位置にある、サンタクルスが目的地だった。

2日後の1月28日、ラムさんはセシル・ホテルにチェックイン。
当初ラムさんは5階の共同部屋に宿泊していたが、同室の宿泊者がホテルにクレームを出したことにより、ラムさんは別室に移動させられた。

このクレームについては、事件後にホテル側の弁護士が「ラムさんは奇妙な振る舞いをしていた」と表現している。
これが薬物によるものかは明らかになっていない。

普段のラムさん

ラムさんは双極性障害を患っていて、複数の薬を処方されていた。
そして、家族には精神障害の病歴を秘密にしていた。

ラムさんと会話をしたホテルの職員は、ラムさんのことを「社交的な性格で、活発でフレンドリーだった」と表現している。
買おうとしていた本についての話や旅行の話をしたそう。

エリサ・ラム事件の流れ

エリサ・ラムさんの失踪

ラムさんは旅行中、地元カナダに住む両親に毎日連絡を取っていた。
しかし、2013年1月31日から連絡が途絶える。

不審に思った両親は、ロサンゼルス市警察に通報。

ホテルの職員は、ちょうどその日1人で歩くラムさんを目撃していた。

警察による捜査

警察は、ホテルを捜索した。
ラムさんの部屋から屋上まで、警察犬が探ったが匂いは探知できなかった。

2週間が経過し捜査に全く進展がなかった為、警察は動画を公開した。

それが冒頭のエレベーターの監視カメラの映像。
公開当初、逃げる・隠れるような素振りのラムさんが写っていることから、何かしらの犯罪に巻き込まれたのではないかと噂された。

この映像はメディアを通して拡散され、人々の関心を集めた。
中国の動画共有サイトYoukuでは10日間で300万回以上再生され、4万件以上のコメントがついた。

しかし、捜査上有力な情報は得られなかった。

遺体発見

 

捜査開始から約5週間後の2月19日朝、屋上に設置している水槽の中で変わり果てた姿のラムさんが発見された。
遺体は腐敗して緑色に変色し、ガスで膨張していたという。

性的暴行や自殺の形跡はなく、部屋の鍵や腕時計も水槽内で発見された。

「事故」として処理

遺体発見から2日後、ロサンゼルス検死局は死因について「双極性障害を重要な要因とする不慮の事故による溺死」と発表した。
読んで字の如く、「事故」という見解である。

しかしホテルの屋上に通じる扉や階段は施錠されており、無理矢理開けようとすると警報が鳴るようになっていた。
ラムさんはどのようにして屋上にあがることができたのか。

そしてなぜ水槽に登ったのか。説明できない未解決な部分がまだたくさん残されているように見える。

エリサ・ラム事件がここまで騒がれた理由

未解決な部分がある

先ほども申し上げた通り、やはり未解決な部分がありそれは無視できない。
不可解なエレベーターの映像も相乗効果で話題になり、世界中で超常現象によるものではないかと噂された。

この動画は、中国のYouTuberが実際にセシル・ホテルに行き、屋上までの経路を調査したというものだ。
結論から申し上げれば、避難経路を使うことで警報を回避しつつ屋上に登ることができるルートがあるようだ。

しかし以下の事項については未解決のままだ。

  • 警察犬の調査 →失踪直後、屋上を調査していたが発見できなかった
  • 貯水槽の重い蓋
  • エレベーターの映像 →何者かから逃げているように見える
  • ラムの死後、ブログが更新された →予約投稿機能によるものか?

謎は深まるばかりだ。

セシル・ホテルが奇妙

セシル・ホテルは酷い事件や事故が多発しており、悪評が広まった影響で現在は「ステイ・オン・メイン」に名称を変更している。
過去には、自殺者が飛び降りた際にホテルの前を歩いていた人に衝突して死なせてしまったという事故も発生した。

呪われたホテルとも噂されており、とあるジャーナリストは宿泊後に「セシルは貴方が逃れたいと思うもの全てを見せてくれるだろう」と揶揄している。

エリサ・ラム事件について

この事件について、ネット上で話題になっていた説は大きく分けて以下の3つがある。

  • 殺人説
  • 超常現象説
  • 自殺説

筆者は殺人説がしっくりきている。
水槽はうまく遺体を隠すことができるし、エレベーターの映像の誰かから逃げるような様子も納得できる。

皆さんはどうお考えですか?コメントよろしくお願いします。

1 COMMENT

SSDD

Netflixにドキュメンタリーでホテルについて詳しく描かれてました。
そもそも治安も相当悪く超常現象的な説ではなく、薬物がらみでの言及でしたね。
当時の動画をネット民がこぞって解析してたりで相当話題性があったようですね。

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