ーー先日、鳩山由紀夫元総理が『北海道地震はCCSによる人災だ』というツイートをしたのはご存知だろうか。何かしらの確証があったのか、その後のツイートも強気の姿勢を崩すことはなかった。
「人工地震」は存在するのか、しないのか。そして、北海道地震は人災だったのか、そうではないのか。地震でお亡くなりになった被災者の方も大勢いるセンシティブな内容なので、今回は自分の考えはあまり述べずに事実を並べていくだけにしようと思う。
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震源地が”また”自衛隊駐屯地に近い
「震源地が”また”自衛隊駐屯地に近い。怪しい。」と訴えるのはコチラの記事とコチラの記事だ。
【 北海道地震と熊本地震、震源地と自衛隊駐屯地の奇妙な一致】
2018年9月6日3時08分、北海道安平町(あびらちょう)を震源地とした震度6強の地震が発生。2016年4月の熊本大地震の3カ所の震源地には、奇妙にも、どこも陸上自衛隊駐屯地があった。今回も震源地の安平町には陸上自衛隊安平駐屯地がある。— ILMS (@isw01Japan) 2018年9月6日
なんでも、熊本地震の時も震源が自衛隊駐屯地のすぐ近くにあったらしく、森に囲まれた地区を出入りする怪しいダンプカーの様子などを航空写真で紹介している記事もあった。
北海道胆振東部地震の震源地は、画像中央やや下の緑色の旗が刺さっている辺り(気象庁発表の座標より)だ。そこから直線距離16kmの位置に確かに駐屯地がある。筆者は何が怪しいのかさっぱり分からなかった。
しかし偶然にも、同じく人工地震だとネットが盛り上がった熊本地震の際も、震源地近くに駐屯地があった様だ。
本当にただの偶然だとは思うが、「北海道地震と熊本地震を震源地の近くに駐屯地があって怪しい」という人工地震論を語る記事は意外にも多かった。参考程度にいくつかリンクを貼っておこうと思う。
うーむ…。日本には150以上の駐屯地があるのでこれはただの偶然だと思うが…。
震源地がCCSの施設に近い
これについてはコチラを読んでほしい。
【最新版】CCS側の公式発表及び、北海道地震と地震爆発論について。たっくーTVでも紹介された、CCSって何??ネタバレをすると、あまり関係ないのでは?といった内容だ。ただ、この先きちんとした検証をしてほしいとは思う。
その検証が済んでないうちから人災認定するのは、モラルに欠けると思うからだ。「こんなサイトを運営してる貴様がモラルを語るな」と言う愛すべき読者からの優しいツッコミが聞こえてきそうだが、偉そうなことを言うのを今回は許してほしい。鳩山さん見ないかなあ、このCCSの記事。
震源地が断層から距離がある
画像:https://blogs.yahoo.co.jp/manatowari3/37967228.htmlより
なんでも、今回の北海道地震の震源地は、現在認識されている断層から50kmも離れていたのだ。
なるほど、これは説得力があるかもしれない。一度筆者はそう思ってしまったのだが、別に地震は断層だけで起こる訳ではない。
それに、「新しい断層が見つかった」ということも否定できないらしいので、これはなんとも言えないだろう。
人々が人工地震を疑う理由:波形
画像:http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/quake/より
まずコチラの波形は北海道地震の際の、一番震央から観測点が近い穂別のものだ。
画像:http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/quake/より
次にコチラが、全く別の日に起きた地震の波形だ。一応比較するために、震源は近めで、観測地は同じ穂別のものを選んだのだが何が違うのかわからなかった。
人工地震論者のブログやTwitterでは、「波形がどうみても人工地震だ」という人工地震を知り尽くしていそうな言い様だったので分かっているのだろう。本来どういう波形であるべきなのか、教えていただきたい。
人々が人工地震を疑う理由:対応速度
とあるブログにこんな書き込みをしている人がいた。
北海道胆振地方中東部を震源とする
地震についてコレ、人口地震じゃねえか。発災から2分後に消防庁は、青森、岩手、宮城、秋田県知事に
北海道へ出動要請している。
内閣府の書面を見ると各省庁、
発災2分以内に対策本部を立ち上げてる。どう見ても「訓練」の様な緻密さ
不気味だ。
引用:https://blogs.yahoo.co.jp/manatowari3/37967228.html
さて、調べてみることにした。東日本大震災を比較対象として、2つの内閣府の報告書を読みながら比べていこうと思う。
まず、東日本大震災の際の報告書の中の「政府の主な対応」を見てみることにしよう。地震が発生したのは3月11日14時46分18秒のことだった。
初動の官邸対策室が設置されたのは3分40秒後。緊急災害対策本部が設置されたのは約30分後のことの様だ。対応の早さが見てわかる。すごい。
続けて、北海道地震の際の報告書を見てみる。地震が発生したのは、9月6日3時7分59秒の事だ。
コチラも初動の官邸対策室が設置されたのは約1分後。しかし、政府としての災害対策本部は設置されなかった。
人工地震論者の記事で、「東日本大震災の時、災害対策本部が設置されるのに30分もかかったのに、北海道地震の時は2分だったおかしい!」という様な内容のものがあったが、そもそもの話、ここで言う”対策本部”と言うのは別物という訳だ。
両方の地震の報告書を比べてみたが、各庁の初動はほとんど3分以内に動いていて、特に変わった点はなかった。
さいごに
鬼の首を取ったように『北海道地震の日だけ6時前に総理が動き出している。総理知ってやがったな、人工地震や。』と発信している者もいたが、地震が発生したのは夜間なので何もおかしいことはないということに気がつかないのだろうか。
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